四代目市川猿之助について
四代目市川猿之助は、深い知性とカリスマ性を持つ歌舞伎界のスターと言っても過言ではありません。
最近ではドラマ『半沢直樹』での演技が話題を呼んでます。
今回はそんな四代目市川猿之助についてまとめてみました。
父は段四郎、母は延子
猿之助さんのお父さんは四代目市川段四郎。
四代目市川段四郎
生年月日:1946年7月20日
本名:喜熨斗宏之(きのし ひろゆき)
骨太の芸で荒事などの敵役などを得意とする役者。
兄である三代目市川猿之助(二代目猿翁)と一緒に一座を組み、自身は副将として兄・猿之助の舞台を助ける側ら、市川宗家の舞台で、重要な役どころをつとめる事も多かった。
あまり表に出てこない母親の延子は友禅図案家の娘で、日本舞踊を嗜んでいます。
市川段四郎が結婚する際、兄である三代目猿之助は「歌舞伎役者の女房は大変だ」と延子に話します。さらに続けて「段四郎を良い役者にして欲しい」と励ましたというエピソードが残っています。
父・段四郎、母・延子、そんな二人の長男として生まれたのが猿之助さんです。
四代目市川猿之助
四代目市川猿之助
生年月日:1975年11月26日
1975年に誕生した四代目市川猿之助の本名は、喜熨斗孝彦(きのし たかひこ)です。
父親と母親の愛情を受けて育ち、自由闊達な澤瀉屋の気風も受け継ぎます。
高校を卒業して慶應義塾大学に進み、1998年に卒業。慶應義塾大学に進んだ理由は自宅から近く、身内に慶應出身者が多かったから。
大学時代は勉学に励みつつ、仲間との麻雀も楽しみました。大学での成績は優秀で、先生から大学院への進学を勧められます。
当時は歌舞伎役者の道には進まず学者になる道も考えましたが、結局歌舞伎の世界を選びます。
プロの歌舞伎役者を意識したのは、大学を卒業してからです。大学時代は学業に専念したため視野が広がり、その後の役者人生にも役立っているようです。
幼いころから伯父の三代目猿之助に憧れていたため、歌舞伎の世界にはスムーズに馴染み精進を重ねます。1983年7月に二代目市川亀治郎を名乗り歌舞伎座の舞台に立つと、テレビや映画の世界でも活躍するようになりました。
趣味は骨董品、6000万の茶碗も所有
寺院仏閣巡りや骨董品の蒐集が趣味で、蔵書家でもあります。
3000点を超える浮世絵のコレクターでもあり、東京で行われたボストン美術館浮世絵名品展北斎の記念トークイベントにも出席しています。
本を出すほどの骨董コレクターで、人気鑑定番組に茶碗を持参して鑑定士から絶賛された事もありました。
猿之助さんが番組に持ち込んだ”志野焼”というは白地の美しい茶碗です。
猿之助さんは1000万円という値を出しましたが、6000万円という鑑定結果が出てスタジオは大盛り上がり!鑑定士によると桃山時代の志野焼で、猿之助さんの骨董品を見極める能力が広く知られるようになります。
スーパー歌舞伎やドラマが話題に!
伯父にあたる三代目猿之助はスーパー歌舞伎の創始者で、四代目猿之助もスーパー歌舞伎を受け継ぎます。
2016年にはワンピースを上演し、好評を博しています。
尊敬する伯父から名跡を譲り受けた四代目市川猿之助は、歌舞伎だけでなくテレビドラマや映画の世界でも強烈な個性を発揮します。
最近ではTBSの人気ドラマ『半沢直樹』に出演して大きな話題を呼んでいます。
ドラマでは主人公の敵役でしたが、最後に倍返しをされます。視聴者からは「最高の演技だ!」と絶賛され、ファンをさらに増やしています。
そんな四代目猿之助の演技を見て歌舞伎に興味を持つ人もいるため、歌舞伎界への貢献度は高いでしょう。
ドラマでは猿之助の顔芸が大きな話題になりましたが、舞台とテレビの違いに戸惑ったエピソードも披露しています。
従兄弟の香川照之も同じドラマに出演しているため、歌舞伎役者同士のやり取りも話題になります。大げさすぎるセリフ回しに新鮮さを感じる視聴者も多く、世帯視聴率は20%超えを記録しています。
もともと視聴率が高かったドラマですが、人気歌舞伎役者のおかげで話題性に事欠かないのが現状です。
また芸能ニュースでも度々紹介され、SNSでも広く拡散されています。
香川照之との仲は?
四代目市川猿之助と香川照之は、お笑い通でも有名です。時間があれば漫才やコントに精を出し、お笑い界の重鎮も唸らせています。
現在、従兄弟同士でもある2人は舞台やドラマ、映画の世界で引っ張りだこです。
最近はバラエティー番組にも数多く出演しているので、すでに人気は全国区になっています。
バラエティーの世界は旬の人を重要視します。四代目市川猿之助も香川照之も演技力はお墨付きですが、さらにお笑いの素質も持っているため互いにバラエティー番組からのオファーも多いようですよ。
従兄弟同士でもあるため、お互いに幼い頃からの馴染みで仲が良いため、ウマがあった迫真の演技ができるのでしょうね。
今後も二人の活躍に期待です。
今回も最後までご覧いただき有難うございました。