「同じ質問を複数の占い師に聞いたらどうなるの?」
「他の占い師からのアドバイスも聞いてみたい!」
このように思ったことありませんか?
お気に入りの占い師さんを信用していない、という訳ではないのだけど・・・。
しっくりこない、物足りないというだけでなく、「もっと結果につながるアドバイスを!」、「もっと違う角度からの意見を聞きたい!」という気持ちから。
おそらくなのですが、今これを読んでくださっているのは、いま現在の不自由な世界から「自分で抜け出したい!」「自分で自由をつかみとりたい!」と思い、試行錯誤してらっしゃるからなのではないでしょうか。
これまで散々いろんなことを試してきたけど、上手くいかない。決して手を抜かず、自分にムチ打って、厳しく厳しくしてきたのに、なぜか努力や頑張りが報われていないと感じている。
占いにセカンドオピニオン(第2の意見)を求める場合、占い師の鑑定に身をゆだねることなく自分で行動を選択し、願いを叶えたいからだと思うのです。だからこそ、違う占術で試してみたい、別の占い師さんにも聞いてみたいと思う。
そんな場合の「占いのセカンドオピニオン」は、有効だと言えます。
そんな藁をもつかむ気持ちで受けた鑑定が腑に落ちない、納得できるものでなければ、第2の意見を聞きたくなるのは理解できます。
占い師にも得意な分野がある
多角的な視点は必要、占い師にも得意不得意があります。
トレーニングをするにも、体の構造・筋肉、栄養学・食事、トレーニング内容も筋力・持久力・柔軟性など、トレーニングに関する様々な知識や経験が必要になります。ですが、トレーナーがすべての分野に特化している訳ではありません。少なからず「得意分野」は存在する。
筋肉モリモリになって、ボディビルの大会に出たいのか?
筋肉を適度につけながら、短期間でメリハリのある体にしたいのか?
時間をかけてゆっくりとシェイプアップしたいのか?
できるだけ筋肉をつけずに柔軟性のある体にしたいのか?・・・などなど。
もちろん占い師にもご相談内容での得意分野があるでしょう。
恋愛、人間関係、ビジネス・仕事、運気や運勢、未来予測など、様々ある中でも。
恋愛と一言でいっても、復縁、不倫、二股、相性、片思い、出会い、結婚、子宝などに細分化されるでしょうし、人間関係では近所のお付き合いから職場の上司・部下との接し方から、夫や子供、姑問題まで。仕事では転職、適職などがある。
お悩みの内容と占術との相性もあるでしょう。
物事の全体像は見えやすいけど、細かな状況が見えずらかったり。
お相手との相性はわかるけど、あなたに対する現在の気持ちまでは分からない。
確かに占い師の力量も大きいかもしれませんが、占術があっていなかったばかりに、答えが導かれないこともあるのです。
セカンドオピニオンのメリットとデメリット
他の占い師の意見を聞いてみたいと思うときってどんな時でしょうか?
・緊張して上手く話せなかったとき。
・相性の占い師を探したいとき。
・他にも方法があるのか?確かめたいとき。
そういった時にセカンドオピニオンが有効である場合と、そうでない場合とがあります。
セカンドオピニオンが有効なとき
それは最初の鑑定結果をもとに、その時は思いつかなかったことを後から質問できた。より客観的で具体的なアドバイスがもらえた。より自分にあった占い師を見つけることができたと感じたときでしょう。
不安に押しつぶされそうなとき、いつでも相談できる占い師がいた方がいい。何よりそのお悩みを共有できる、寄り添ってくれる人が増えることで常に精神的に安心できることではないでしょうか。
多くの場合が、2人以上の占い師に相談して安心した、より深い鑑定ができたと満足感を得ているようです。
セカンドオピニオンでのメリット
同じお悩みを友達などに相談する場合、1人の意見だけを参考にするのと、さまざまな考え方や立場の複数の人達に相談するのとでは、どちらか良い結果を生み出せるのか?
たった一人を信じて、その意見を取り入れることが悪いとは思っていませんが、やはり様々な角度から検討する、より多角的に問題をとらえることが大切だと思います。
それは占いであっても同じこと。
もちろん占い師のスキルや経験、占いスタイルなどもお悩み解決に重要な要素だと考えていますが、ひとつのことに対して、さまざまな占術や占い師を変えること、違った目でみることは、問題解決の方法をより詳しく、より明らかにしていくことができるでしょう。
第2、第3の意見があるということは、とりあえず、いくつかの意見をかき集めて、その中から取捨選択することができるということになりますが、その時に必要なルールは、どの鑑定結果を否定しないこと。なおかつポジティブな気持ちで、冷静に判断する姿勢を持つことです。
つまり感情的になることなく、多くの意見を聞き、その中から自分で納得のいく方法を選択するといった、前向きで落ち着いた態度で占いに接することだといえる。
そういった姿勢を貫くことができるのであれば、多くの占い師のアドバイスを聞く、複数の占いを試すこともプラスになると言える。
セカンドオピニオンでのデメリット
占い師にも、セカンドオピニオンに理解のある人もいれば、嫌う方もいます。
心からの鑑定をしていても、実は、同じことを他の占い師さんにも聞いている。鑑定結果の答え合わせをされていると知れば、気を悪くすることもあるでしょう。それがたとえ、占い師を信用したいからこその行動からだとしても、です。
ご相談者様自身が「占いジプシー」であると自覚されている方もいます。
占いジプシーとは、自分にとってのいい鑑定結果が出るまで、次から次へと様々な占い師への相談を繰り返してしまう意味で使われます。
自分の期待に応えてくれる鑑定を求め、さまよう。どれだけの良い占い師に鑑定してもらっても、まったく腑に落ちる鑑定に出会えないことも多いのかもしれません。
セカンドオピニオンでのデメリットといえば、何のために占いをするのか?
迷宮入りしてしまうこと。
つまり「占い」をする目的を、いま一度、確認する必要がある。
「より良い方向へと導くため」といった本来のものから、「自分の望む結果を求める」ことになってはいませんか?
このような状況での占いの繰り返しは、確実に混乱を招いてしまいます。
セカンドオピニオンを最強のメリットに変えるコツ
それは、とにもかくにも、「自分自身の軸」を持つことです。
あなた自身がどうなりたいのか?どんな結果を導きだしたいのか?軸を持たなければ、どんなに素晴らしい鑑定結果も意味のないものになってしまう。
もっと言えば、時間のムダ、お金のムダにもなってしまうのです。
占いを上手に利用するために、解釈上手、アレンジ上手になるのもいいかもしれません。
鑑定結果をメモし、まとめて共通点を探してみる。まずは共通事項を行動してみるなど。ネガティブな結果も、反転させてポジティブな要素を見つけるなど。
鑑定を参考にしたらいいことあった、そういう考え方もあるんだと思ったら気持ち的にラクになれた。聞いておいて良かった、助かったと思える人っていうのは、やはりアドバイスの使い方が上手です。
「納得できる鑑定」イコール「良い鑑定結果」とは限りません。
占いはあくまでも私たちの人生を豊かにしてくれるツール(道具)でしかないことを忘れずに。