2020年4月30日(木)発売の週刊ヤングジャンプ掲載「キングダム」。
第641話では咸陽に凱旋した飛信隊の様子や、久しぶりに帰宅した信の家が豪邸になっていたりしました。
そして政からは将軍にするために姓が必要だから考えろと言われ、ようやく史実にも登場する「李信」に名前が決まりました
さあ642話ではどうなるのでしょうか?
キングダム642話は2020年6月4日(木)発売の週刊ヤングジャンプ27号で掲載予定です!
※発売日当日にネタバレ記事に変更されます。
ということで、さっそく642話の内容を予想&考察してみます!
キングダム642話のネタバレ予想
・信の家はどうなった?
・将軍になるための深刻な問題とは?
2020年4月23日(木)発売の週刊ヤングジャンプ掲載「キングダム」。
第640話では李牧逮捕に怒る舜水樹や扈輒(こちょう)将軍が列尾からの撤退し、秦軍によって王都圏の南側の奪取が成功しました。
また列尾から秦に戻る飛信隊が久し[…]
キングダム642話ネタバレ予想&考察①「趙はこの後どうなる?」
大枠で史実どおりに話が進むキングダムですから、趙がこの先どうなるかも、だいたいは想像できます。
キングダムでは現在、
・鄴など王都圏の南側を秦軍に支配されている。
・李牧はクソ王により斬首刑にされるため、拘束されてる
・舜水樹らは軍を王都に戻すことを決めて李牧救出へ
このまま李牧が処刑されれば趙は簡単に滅亡してしまう、そんな瀬戸際に来ています。
では史実ではどうなるのか?
王翦、桓騎、楊端和が趙を攻めるのは信が23歳の時(紀元前236年)です。
その後の趙に関することでいうと、
信25歳:桓騎が趙の平陽を攻め、10万人の首を斬る。同年、李牧が大将軍に任ぜられる
信26歳:桓騎が李牧に敗れ、死亡もしくは敗走したとされる
信27歳:秦が趙を攻めるが李牧に敗れる
信30歳:趙に大地震、大飢饉が起きる。秦に買収された郭開の策動で李牧は処刑される
信31歳:王翦と羌瘣が趙を平定し、趙は滅亡
こんな流れになってます。
つまり、史実では趙が滅亡するまでまだまだ戦闘がけっこうあります。
正直、このペースで進むと中華統一するまであと何十年もかかりそうですが、やっぱりここは丁寧に描いてもらいたい。
なので、予想としては、ある程度、史実に沿って話が進むのでは?と思います。
ということでキングダムの趙は
・クソ王が病死(もしくは毒殺)、王様が交代する(舜水樹が暗躍か?)
・李牧は処刑を免れ、大将軍になる
・桓騎が李牧に敗れる、桓騎は行方不明
・秦が再び趙を攻めるが、李牧に敗れる
・戦では李牧に勝てないと分析した王翦が郭開を買収して李牧を処刑させる
・王翦、飛信隊が趙を攻めて、滅亡させる
こんな流れになるのではないでしょうか?
キングダム642話ネタバレ予想&考察②「呂不韋が毒殺?咸陽で政変か!?」
次シリーズ設計のため3週分休載するキングダム。
では次のシリーズはどういう展開になるのか?
確実なのはシリーズ序盤で
・今回の趙攻めの論功行賞が行われ、信は将軍になる
・趙の王都・邯鄲攻めが始まる
この2つです。これは説明不要でしょう。
それに加えて起こりそうなのが
①咸陽での政治的な動き
②周辺国が動き出す
まずは①から。
史実では今のキングダムの翌年に呂不韋が自殺します。
政(史実では始皇帝)は紀元前236年に自宅謹慎を命じていた呂不韋を山中の僻地に幽閉します。
紀元前236年といえばキングダムの今の年です。
翌年、絶望した呂不韋は毒を飲んで自殺した・・・ということになっています。
まあ、実際は毒殺されたのでしょうけど。
ではキングダムではどう描かれるのか?
まず呂不韋は生きているだけで秦王朝にとっては目障りな存在です。いろいろ知ってるだけに他国へ逃げられたら秦には障害になります。
かといって表立って殺すと、秦王朝に異変ありと周辺国に思われて、攻めるタイミングを与えてしまいます。
だからこっそり殺すのがベストだというわけです。
でもキングダムの政はそういう毒殺とかあまりやらなさそうな性格してます。
毒母だった王太后にさえ、本来処刑するはずだった子供を逃してやり、慈悲を与えています。
だとすると、政は呂不韋を死んだことにして、実際は名前を変えて別の人生をやり直すようにするかもしれませんね。
いずれにせよ、呂不韋など秦の王朝周辺で何か政変が起きてもおかしくありません。
キングダム642話ネタバレ予想&考察③「楚の最強武将・項燕が動き出す!」
では②の場合はどうか?
周辺国で一番厄介なのは「楚」です。
なぜなら、楚は大国だから。
史実では韓→趙→魏→楚→燕→斉の順番に滅亡してますが、燕は楚に比べると弱く、斉は戦わず降伏したので、楚こそが中華統一に最後に立ちはだかるラスボスなわけです。
そして楚にはいまだ名前しか登場しないラスボス級のキャラがいます。
それが楚の第一将軍「項燕」です。
史実でも実在する楚の最強の武将でもあります。
史実では楚を攻める秦軍の大将に信、副将に蒙恬が選ばれ、楚を攻めますが項燕に大敗して部下を多く失っています。
その後、王翦が楚を攻めて楚王を捕まえます。
歴史上、当時勢いのあった秦を打ち負かした武将は李牧、項燕しかおらず、当然ながら項燕は李牧級のラスボスキャラになると予想されます。
ちなみにその後、項燕はなんと昌平君を楚王に擁立しますが、最後には敗れて楚は滅亡します。
昌平君の裏切りは史実にもあるので、これもキングダムではドラマチックに描かれるでしょう。
まあ、これが描かれるのはたぶん20年後くらいかもしれませんが・・・。
というわけで、そろそろ最後のラスボス、項燕が登場してもよいタイミングだと思います。
他の国は、こんな言い方するとアレですが、李牧に比べればやられキャラにしか見えません。
案外あっさり戦闘も終わってしまう可能性も。
もしかしたら次シリーズの序盤で舜水樹らの暗躍が描かれるかもしれませんね。
キングダム642話ネタバレ予想&考察のまとめ
3週も間が空くのは辛いけど、今後のためにしっかり英気を養ってもらいましょう。
641話では他にもいくつか気になる点はありました。
・羌瘣が回復していないのはどういうわけ?
・よく考えると河了貂は「河」という姓を持ってることになるのか!?
・信は論功行賞が行われるまでずっと咸陽にいるのか?
・信の豪邸、維持するには人を雇う必要があるのでは?
・羌瘣、河了貂はこのまま信の家に住むのは確実か?
・「すもも」と聞いてすぐに「李」の文字が浮かぶ漂は頭いい?
次の642話が掲載されるまで、もしかしたら追加で記事を書くかもしれないのでよろしくおねがいします!
キングダム642話のネタバレ確定速報!
2020年6月4日発売の週刊ヤングジャンプのキングダム642話「第一等の特別功」より、確定速報を紹介します。
久しぶりのキングダム再開ですね。
キングダム642話ネタバレ確定「秦の大移住計画」
冒頭、前回の鄴攻略からなんと5ヶ月後に舞台が移ってます。
まずは今の状況が明らかに。
秦は新領土になった列尾、橑陽(りょうよう)、鄴の三角地帯に人を送り込みました。
まあ、領土だけあっても人がいないと領土とは言えないですからね。
てっきり昔の住人がまだいると思ってましたが、別の場所へ去っていったのでしょう。
秦は国家として大移住計画を進めました。
当然、長距離を歩いて移動するわけなので、移住する人にメリットがないといけません。
中には村ごと強制的に移動させられたところもあるようですが、基本的には自由意志に任されているようです。
そして示した条件としては
・一年間の年貢の免除
・家も食料も仕事も用意されている
昨今は不作だったそうで、新天地を求めて移住する人々の列がずっと長く続いています。
キングダム642話ネタバレ確定「趙の現状はどうなってる?」
さて、領土を奪われた趙。今はどうなっているのか?
咸陽で久々に再会した河了貂と蒙毅の会話からいろいろと分かりました。
まずは「事後の戦局解読」。
実際の戦争で誰が何をやったのか、功績をどう振り分けるべきか知るために、いろんな人が呼び出されています。
しかし他の隊との食い違いがよく起きるようで、河了貂ももう3回も先生である昌平君に呼び出されているとか。
さて、列尾の向こうは今どうなっているのか?
まずは魏。
直前まで騰(とう)が魏を攻めていましたが、列尾攻めのために戦列を離れたことで、魏の呉鳳明がすかさず攻め込まれました。
その結果、山陽のあたりまで取られましたが、今は列尾も落ち着き、騰が現場に戻ったことで魏の侵攻も落ち着いてます。
秦にとっては結果的に大きく領土を奪うことができたので、デメリットよりもメリットが上回った形です。
次に移住計画。
なんと李斯が現地に派遣されて指揮を取っています。李斯だから無駄なく効率的に秦国化が進んでいる模様。
そして国境線。
新しい国境線ができたものの、地の利は趙にあり、弱い部分を熟知している。
だからこそ、すきを見せないように楊端和、王翦、桓騎が国境線を守っています。
ポジション的には橑陽はそのまま楊端和が。
鄴は桓騎が。その中間地点は王翦がいます。
最後に李牧はどうなったのか?
あれから5ヶ月です。当然、もう斬首されているかと思いきや、部下たちが騒いでいるから、まだ刑は実行されておらず、相変わらず邯鄲の地下牢に収容されているようです。
この状況を河了貂、そして蒙毅はどう見るか?
「李牧が欠けてごたついている今こそ攻め時だ」
これには蒙毅も昌平君も同意見。とはいえ、今は忙しいらしく、今すぐとはいかない模様。
その忙しい理由には論功行賞の式典があるから。
キングダム642話ネタバレ確定「いよいよ信が将軍に!長かった・・・」
さて論功行賞が行われる会場の控室に案内される信。
そこへ政がやってきます。大王でいろいろ忙しいのにわざわざやってきました。
「信、いよいよだな」
いよいよ将軍になるな、そう目で語っている政。信も「ふーーー」と息をつきながら感慨深い様子。
政を見て、漂を思い出したのかもしれません。かつて将軍になると誓い合ったことを。
さて論功行賞ですが、まずは将軍から。
王翦はもちろん第一功の特別大功を授かります。
ちなみに3将軍が戦列を離れるわけにはいかず、王翦のみ帰還。桓騎の代理に摩論。楊端和の代理でバジオウ。
楊端和、桓騎も王翦と同じ特別大功を授かります。
摩論はせっかくの帰還だから「すぐ戻れ」と言われたけど10日間くらい羽を伸ばそうともくろんでます。
そして信、蒙恬、王賁の3人が前に出ます。信は李信と呼ばれていますね。
その時、会場の外では許されるギリギリのところまで飛信隊の隊員の多くが詰めかけていました。
早く結果が知りたいので、各所に中継役を置いて、本殿にいる河了貂から結果を連絡する手はずになってます。
そして会場では蒙恬、王賁、信の順番で戦功が読み上げられます。
蒙恬は
・五千将ながら、左翼2万を率いる将となり、敗戦の危機を救った
・趙の紀彗率いる3万の敵と15日間に渡り互角の戦いを繰り広げた
・朱海平原勝利の影の立役者である
よって第一等の特別功へ。
王賁は
・五千将ながら、右翼にて独立遊軍として縦横無尽の活躍。
・右翼の亜光が倒れてからは筆頭として右翼を牽引。
・趙で最強と評される暁雲を自ら討ち取った
もちろん第一等の特別功へ。
最後に信は
・五千将ながら右翼で玉鳳隊とともに両輪の活躍をした
・黒羊ではくせ者の趙の岳嬰を討った
・尭雲と同格の将・趙峩龍も仕留めた
・あの王騎、麃公、古くは摎(きょう)を討った三大天・龐煖を自ら討った
その結果、3人を将軍に任命する!
その瞬間、各中継役が大きく腕で丸を作り、やがて会場外にいる尾平ら飛信隊に伝わり、みな涙と鼻水を流して大歓喜!
河了貂も渕もみんな泣いてます。
長かったなぁ。1巻の最初から信と漂がいつか大将軍になるんだと誓い合っていた。
そして大将軍はまだだけど、ついに将軍に任命された。57巻、いやこの回が掲載されるのは58巻か?
58巻目にしてようやく将軍ですよ。いやぁー長かった・・・。
五千将まではけっこう早く出世したけど、五千将から将軍が長かったな。
信は将軍に任命されて
「・・・・・・・へへっ」
内心、いろいろ思うところはあるけど、嬉しそうな信でした。
キングダム642話の感想と考察
久しぶりのキングダム。論功行賞で将軍に任命されるのは確定だったけど、その前に列尾以降の状況が分かり、新章再開にふさわしい回だった。
次回予告では
「次号、咸陽を発つ信は…!?」
とある。次回はまた趙に向けて出発する内容になりそうです。
週刊ヤングジャンプ掲載「キングダム」。 第642話では現在の秦と趙の状況が描かれました。秦は手に入れた領土に人を送り込み移住計画を進めます。 趙では李牧が未だ地下牢に閉じ込められており、河了貂は今こそ攻め時と言います。 そ[…]